SENDAI CITY LIFE MAGAZINE

仙台で暮らす、東北で生きる

『82年生まれ、キム・ジヨン』チョ・ナムジュ 著/斎藤真理子 訳(筑摩書房)

『82年生まれ、キム・ジヨン』は2016年に韓国で刊行され、ベストセラーとなったチョ・ナムジュによる小説で、日本では2018年に斎藤真理子の訳によって筑摩書房より出版された。また、映画化がされており、日本では2020年10月に上映される予定だ。 筑摩書房 8…

『ぬいぐるみとしゃべる人はやさしい』大前粟生(河出書房新社)

ぬいぐるみとしゃべる人はやさしい。印象的な題名と、イラストレーター・umaoさんによる、かわいらしいけれどなにかを訴えかけてもいそうな装画に惹かれ、大阪にあるtoi booksさんの通販で購入した。 toi books (@toibooks) | Twitter 表題作「ぬいぐるみと…

『ちいさなまんが集 その2 グリーンピース』かみやさき

盛岡にあるCyg art galleryで購入した、ほんの40ページほどのちいさなまんが集。作者はかみやさきさん。群馬県出身で、山形にある東北芸術工科大学を卒業している。 1ページに3コマずつの、短いまんがが4篇収録されている。和綴じで丁寧に手づくりされていて…

『うたうおばけ』くどうれいん(書肆侃侃房)

人生はドラマではないが、シーンは急にくる。 盛岡市在住の会社員/作家・くどうれいんさんの最新エッセイ集。前作『わたしを空腹にしないほうがいい 改訂版』がリトルプレスとしては異例の7400冊以上の売り上げとなり、先日まで『POPEYE』(マガジンハウス)…

『なくてもよくて絶え間なくひかる』宮崎夏次系(裏少年サンデーコミックス)

僕だけの風景と思っていたもの。記憶のどこかで、絶え間なくひかっているもの。それはきっと—— ―『なくてもよくて絶え間なくひかる』宮崎夏次系 より 宮城県出身・在住の漫画家、宮崎夏次系。『なくてもよくて絶え間なくひかる』は、宮崎夏次系が描く「新時…