SENDAI CITY LIFE MAGAZINE

仙台で暮らす、東北で生きる

街を美術館にする(Rooo Lou Exhibition “Room”)

新型コロナウイルス感染症の影響で、美術館も営業休止や営業縮小が多くなっています。休日に外出するのも憚られ、なかなか美術館に行けない日々ですが、ここでみなさんに提案があります。

 

街を美術館にしましょう。

 

はて。何を言っているのか、と思ったみなさん。まずはこちらをご覧ください。

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これは、仙台駅前の植え込みの部分。画面中央のイラストは、Rooo Louさんというイラストレーターによるもの。街の風景にイラストが埋め込まれています。

exh-room.com

「Rooo Lou Exhibition “Room”」は、Rooo Louさんによるデジタル展示。AR技術が用いられていて、スマートフォンを使ってデジタルのイラストを現実空間に展示することができます。3Dモデリング平井秀次さん、実装は寺口徳一さん。

もともとRooo Louさんの絵のファンで、Tシャツやポーチなどを購入していた自分にとっては、最高のコンテンツです。

 

せっかくなので、AR技術を使って仙台の街を美術館にしてきました。

仙台の街を美術館にしよう

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仙台駅のペデストリアンデッキにどかん!とイラストを置いてみる。

 

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仙台駅の近く、AERにも。4m級のイラストパネルも、ARなら簡単に置けます。

 

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仙台のアーケード街にもイラスト出現。なんとなく非現実感があって良いです。

 

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つづいて、定禅寺通りの遊歩道に。イラストをすこし傾けると、3D感が強調されていい感じに。大きなパネルを置いているような感じです。

 

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こちらは、あえて柵の上に配置することで看板風に。だんだんコツがわかってきました。

 

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現在営業休止中(6月より再開予定)のせんだいメディアテークの壁面にも。ガラス面にイラストが映えます。

やってみた感想

ただイラストを置くだけでは、画像編集によって切り貼りしただけに見えてしまうので、3Dパネルっぽさを強調してみたり、床タイルに沿って配置したりするといい感じになるなーと思いました。写真を見ていただければわかる通り、色味が調整されて、浮いた感じがなく自然に仕上がるのがほんとうに凄いです。自分の好きな街を好きなイラストで埋め尽くすのはほんとうにうれしい気持ちになります。

気に入ったイラストはBASEで購入もできます。みなさんもぜひ試してみてください。

 

Rooo Lou Exhibition "Room"

Rooo Lou Exhibition「Room」

 

Website Design: Rooo Lou

https://rooolou.com/


3D Modeling: Shuji Hirai

http://shujihirai.com/

 

Technical Direction: Norikazu Teraguchi

https://github.com/Teraguchi0804